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「潰れてまんねん」

 深夜から、早朝にかけて、ケンピンスキーホテルの室内で何が起こっていたかは、勝手に想像してください。一言で表現するなら、酔っ払いが二人伸びてた。とこうなります(^_^;)
 さて、こういう状況で迎えた翌日がどうなるかと言うと、うちの奥さんは、二日酔いでダウン。外には一歩も出られないと相成るのです。ああ、自由旅行でよかった。これがツアーなら最悪だよ、ほんと。
 てなわけで、私は朝からばくばくとルームサービスを頼み食べ、かみさんは、とにかく気にいった酸味の強いトマトスープでお腹を満たします。
 私はしょうがないので、ドイツ語のテレビをほげ〜っと見るのですが、途中でBBCとCNNが映ることを発見、これを交互に見てました。
 お昼もルームサービス、そして夜もルームサービス。この頃になって、やっと、うちの奥さんは人間らしくなりました。
 こうして、本当に一日まるまるぶっ潰したわけですが、この翌日は、またしてもウィーンへの移動、今度は空路です。
 と言うわけで、明日の朝タクシーを呼んでもらえるかとコンシェルジェに聞きに行ったら、うちのホテルの前は24時間タクシーがいるから、勝手に乗ればいいのだと、かなり冷たく扱われました。
 ううむ、お国によって随分違うものだな、タクシー事情(当たり前か)
 早朝、さっさと荷物を担いでチェックアウト。でも、プラハほど早くはない。それでも朝御飯を食べる余裕はなかった(T_T)
 ベンツのタクシーに乗り込み、ミュンヘン空港へ向かいます。タクシーは、時速180キロくらいでアウトバーンを疾走するので、30分かかると言う所を20分くらいで到着してしまった。時間が余る。
 空港で待っていたら、出ましたまたもアクシデント! 突然の登場口変更です(^_^;)
 早めに行っていたおかげで、余裕で場所変え出来ました。お客さんは、ビジネスマンばっかりだね。
というわけで、飛行機に乗り込むと、またもあっという間のフライトでオーストリアへ。
 戻ってきたぞ、ウィーン!
 今回は、宿泊がバスターミナルになっているヒルトンなので、列車に乗らず空港バスに乗ります。
 バスは、ちょっぴり混んだ道を進み、街中へ、一週間ぶりなのに懐かしい感じ。
 ターミナルを降りてチェックイン。このとき、翌日レイトチェックアウトできないか交渉したけど、最大限で12時まで、その後はクロークで荷物を預かると言うことで決着しました。飛行機が夕方なのよね。
 さて、部屋に行ってみたが……
 狭い! しかも、日当たり最悪!
 そして、我々はこの旅最大の、ひどいラブルに遭遇するのであった!
 二度と泊まらないぞ、ウィーンヒルトン!
 と叫んだほどのトラブルなのであった。

性懲りも無く登ったミュンヘンの教会の塔だ。
そりゃあいい眺めだった…のか記憶は定かでない。
ただ、エレベーターがごつかったのは覚えているぞ。

ウィーンの街角で演奏する音楽学校の生徒さん。
腕はまあまあ、しかし左の男性のバイオリンの音色が素晴らしい。いいものを使ってます。
「最悪の対応」

 まあ、部屋に文句言っても仕方ない、と思ったが、スリッパが一つしかなかったので、まずこれをハウスキーピングを呼んで取り寄せたのであるが、これがまずなかなか通じない。
 では、街に出かけてお土産を買おうと外に出たら、エレベーターがいつまで待っても来ない。15分は待って動かないので、部屋に戻って電話でフロントに抗議したら、今動くからもう一度待っているという。なるほど、今度は動いていた。だが、これが、既に予兆だったんだな。
 もうすっかりと慣れた地下鉄に乗って街の中心部へ出かけ、ショッピングを楽しむ。
 ストリートミュージシャンがこの前より目立つのは、プラハの音楽祭が終わったから?
 クラシックの奏者は、本当にこの前はいなかったんですよ(^_^;)
 私はチョコレートが嫌いです。しかし、お土産に買って帰らねばならない。そこで勇気を出して、チョコ屋さんに入った。す、すごい匂いだ(T_T)
 甘いものを食べるかみさんまで逃げ出し、私は息を止め無言でチョコの箱を示し、顔を真っ赤にして店から出てきたのであった。ずっと息して無かったんだよ!
 よく店員は、あんな中で平気なものだ。毛穴までチョコの匂いが沁みているに違いない。
 その他、あれこれ買い物し、ホテルに戻ったのであるが、なんと…
 エレベーターが動いていないじゃないの!
 うちらの部屋は、はるか上だよ、(19階だったかな、うろおぼえ)歩いて登れるわけねえだろ!
 エレベーターホールの前には、ボーイが立っていて、今動かないと、としか言わない。
 修理の人が来ます程度の受け答えはするのだが、それ以外は、ずっと黙って、入っちゃ駄目のポーズ。
 普通、申し訳ありませんとか、あと何分かかりますくらいのアナウンスするだろ!
 ところが、ぜんぜん言わないのだな。
 結局30分くらい待たされ、100人近い人間がロビーに溢れたのであった。
 この立って待たされたのが原因で疲れきってしまって、結局この日の夕食もルームサービスになったのであった。
 いいかげん食べ飽きても良さそうなウィンナ−シュニッツェル、また食べました。はまりすぎか?
 まあ、とりあえず、こうしてちょっとむっとしたまま、ヨーロッパ最後の夜はふけたのであった。
「そして帰路です」

 翌日、10時にもう一回フロントに電話でチェックアウト時間の変更が通っているか確認し、ゆっくりと支度をする。いよいよ、ウィーンともお別れだ。
 チェックアウトをして、荷物をクロークに預けてから、ぶらっと近くに出て食事をする。
 街角のカフェに入って、のんびりと食事して、ぶらっとホテルに戻り、ロビーで時間つぶし。
 面白い旅だった。いろいろ親切な人にも会えたし、トラブルも結構あった。そう言えば、うちら夫婦の旅には、トラブルが必ず起きるなあ。
 まあ、そういう旅の方が面白いし、自分で行うトラブルシューティングは、ツアーでは味わえないものでもあるな。(あんまりやってて面白くないけど)
 さて、頃合いのいい時間にバスで空港へ向かいます。やはり街中で目立つなあ、スマート。
 空港につくと、チェックインまでまだ時間があるので、仕方なくカウンターの前で待つことにする。
 空港警備の兵隊さんは、MP5Kという短機関銃を持ってました。ちょっとびびりますね。
 チェックインを済ませ、ターミナルの中へ。これで、オーストリアともお別れです。
 本当に素敵な旅でした。古い町並みの素晴らしさに、本当に感動し、異文化の歴史の楽しさみたいなものを肌で感じることが出来ました。
 次のヨーロッパは、またぜんぜん違うコンセプトで訪れようと思っています。
 飛行機が成田について、日本の街の色が、なんて味気ないんだと再認識させられました。
 日本も、古都にいけばそれなりの味わいがあります。しかし、ヨーロッパの多くの街は、生活圏に歴史そのものが組み込まれている。そんな印象を受けました。
 皆さんも、ぜひヨーロッパの古都を訪れてみることをお薦めします。特に、プラハはお薦めですよ。
 では、次のオーストラリア旅行変もお楽しみに。
 長いことお付き合いありがとうございましたm(__)m


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